分類:ムクロジ科 ムクロジ属 落葉広葉 高木
別名:セッケンノキ/モクレンジ/ ツブノキ/モクレンジ
高さ:15m~20m
関東以南の本州、四国及び九州の山地、アジアでは中国大陸南部、台湾、ミャンマー、インドなどに分布する、落葉高木。
実が薬用になる魔除けの霊力を持つ木としても伝えられ、寺院や公園などに多く植えられています。
葉は長さ7~18センチ、幅3~5センチほどの小さな葉が4~7対集まり、30~70センチの羽根状になる。葉の縁にギザギザはなく、葉の元の方が左右非対称になるのが特徴で、花の後にできる果実は直径2センチほど、10月頃に黄色く熟し、落葉後は茶色くなってしばらく枝に残る。果皮や果汁にムクロジサポニンという物質を含み、食用にはなりません。かつては、サイカチやエゴノキなどとともに石鹸やシャンプー代わりに使われた。別名をセッケンノキという。石鹸としては良質であり、絹でできた柔らかい衣類を洗うのに適している。ムクロジの黒くて硬い楕円形の種子は羽根突きの羽根や数珠に使われる。
昨年、養運寺さんで、頂いたムクロジの実で数珠を作ってみました。
木から落ちた実は半透明の黄土色の皮が付いています。
皮をむくとべたべたと手につきます。手を洗うと石鹸のような泡が出てきます。これがサポニン?中から、お茶に似た実が出てきます。
瓶に数か月入れて置いたら、実に穴が空いているのが半数くらい、木くずのようなものが付いています。虫が卵を産み付けていたようです。右下3個目の実から茶色の幼虫が頭を出しています。
ドリルで2ミリの穴を開けて、ブレスレット用ゴムで14個を繋いで輪にしました。
以前、故郷、和歌山県田辺市で、南方熊楠が使っていた無患子の数珠を見たことを思い出しました。
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